この記事の主旨
本記事ではMogyuraの調査結果が「2件以下」となり、その原因がHTMLソース上にaタグの記述がないWebサイトである場合に、リクエスト方法を少し工夫することで意図した結果を取得する方法を解説します。
「そもそも『2件以下』とはどういうことか?」「『2件以下』にはどのようなケースがあるか」については下記の記事を参照。
Mogyuraの仕様と解決方法
Mogyuraは指定したWebサイトの1つ1つのページから、HTMLソース上のaタグリンクを辿ってディレクトリマップ生成に必要な情報を集める仕様になっています。つまり、HTMLソースにaタグリンクがない場合はページを辿ることができません。
ただし、Webサイト上にXMLサイトマップが設置されている場合は「XMLサイトマップ調査設定」を使用することでXMLサイトマップ上に記載されたページを調査対象に含めて調査します。
解決の手順
STEP.1)動的に生成されたリンクかどうかをHTMLソース上から確認する
HTMLソースの確認方法はそれほど難しくありません。ブラウザの右クリックメニューで確認することができます。
※ HTMLソース内にaタグリンクが確認できたとしてもすべてのリンクがHTMLソース内に出力されているとは限りません。部分的に動的に生成されたリンクが存在する可能性があります。
1-1)ブラウザの右クリックメニューから「ページのソースを表示」を選択しHTMLソースを表示する
※Google Chromeの場合
1-2)HTMLソース内を「href=」で文字列検索し、aタグリンクが存在するか確認する
※Macの場合はcommand+Fで検索バーが出現する
判断のポイント
- aタグリンクがある:通常の調査で取得できる
- aタグリンクがない:XMLサイトマップ調査設定を使って調査する必要がある
STEP.2)XMLサイトマップ調査設定を使用してリクエストする
XMLサイトマップ調査設定の「XMLサイトマップを調査する」を選択してリクエスト(作成)することで、XMLサイトマップ内に記載されたページを調査対象に含めて調査します。
ただし、「XMLサイトマップ調査設定」はベータ機能です。つまり、完全な機能ではありません。場合によってはXMLサイトマップの設置場所が分からずに実行できない場合もあります。この課題については今後機能改善する予定です。
解決までの流れは以上となります。無事、解決しましたでしょうか?